にゃんだむ 脱走事件 ネコの思い出ブログ
これは、2011年7月上旬のお話。
真夏の熱帯夜に苦しみ、窓を開けたまま寝ることに。
涼しい・・
よく眠れそうだ。
しかし・・・・
翌朝、恒例の「にゃんだむ一人運動会」の気配が全く感じられない・・・
ふと窓に目を向けると・・・
網戸全開!!
やってしまった・・・
にゃんだむいなくなっちゃった(涙)
それから、1ヶ月半私達夫婦のにゃんだむ捜索生活が始まる・・・
捕獲器を設置したり・・・
家の前で張り込んだり・・・
家周辺の猫が出没しそうな付近を歩いて捜したり・・・
そんな中、ある猫との出会いが私達の運命を変えてくれた。
※ミケちゃん。(三毛猫ではないのに、猫柄が当時わからず、そう呼んでいた。)
ミケちゃんは、最初に捕獲器に入ってしまった猫である。
にゃんだむがお家に帰ってくるようにと猫フードをベランダに置いて、毎晩私達が張り込みをしていると、フードを狙っているのかこのミケちゃんは数メートル離れていたところにいつもいる。
なのに、この一ヶ月半の間、にゃんだむを目撃したのがたったの5回。
張り込みで2回。
近所の会社の玄関で1回。
にゃんだむがいつの間にかミケちゃんと友達になり、仲良くお花畑で一緒にいるところを目撃したり・・・
近所の小屋を調べさせてもらおうと家主さんに許可を得て進入したところ、にゃんだむがパニックに陥り小屋のトタンを破って逃走したこともあった。
捕獲失敗時の旦那の絶望的な顔を忘れられない・・・
そして、にゃんだむ捕獲当日。
家の外から、
聴き慣れない猫の鳴く声。
外に出てみると、ミケちゃんがいる。
そのすぐ側で、用意していた猫缶をにゃんだむがガツガツ食べている。
ひょっとして、ミケちゃん知らせてくれたの?!
「おたくの猫さん来てますよ。」って。
にゃんだむの顔は、やや小さくなりそして野生的な険しい表情だった。
にゃんだむは普段は甘えん坊だけど、非常に警戒心の強い猫である。
早くお家に戻さねば、にゃんだむは居場所をなくしてどんどん遠くに行ってしまう。
旦那が、いよいよ捕獲体制に入る・・・
またたびを自分の手につけて、にゃんだむが手の匂いをかぎにきた所を捕獲する作戦だ。
にゃんだむの険しい表情が、旦那だとわかったのか一瞬で和らぎ、「どこ行ってた
の??」と言ってるかのように真ん丸い瞳で近づいてきたとのこと。
(どこ行ってたの?ってこっちのセリフだよ~)
捕獲成功!旦那は、後ろ足キックを受け腕を軽度負傷・・・
にゃんだむは、数時間興奮状態でしばらく鳴いていたが、私の存在にもわりとすぐに認識してくれた。
でも、電気を消すと寂しくなるのか泣き出し、まるで赤ちゃんのようだった。
1ヶ月半、私達はにゃんだむがいなくて胸が張り裂ける思いだったけど、にゃんだむはたった独りで頑張っていた。
途中で、みけちゃんという猫に出会い、にゃんだむも私達夫婦も助けられた。
その後、私達はみけちゃんに感謝の意をこめて、毎日ご飯をあげた。
寒くなると、どこかで冬篭りするのかみけちゃんは来なかったけど、2シーズン家のベランダにご飯を食べに来てくれた。
今は、引っ越してしまったのでみけちゃんに会えない。
にゃんだむの命の恩人(恩猫?)みけちゃん今頃どうしてるのかなあ・・・